6月に続いて悲しいニュースです。
佐賀県神埼市の住宅に隣接したとある空き地。
300㎡にもわたるこの借地にまたも廃棄物の山が。。
10月13日のめざまし8にてまたも廃棄物関連のニュースが流れました。
今回はこの廃棄物法違反のニュースを踏まえ、僕の個人的見解とちょっとしたボヤキを記事にまとめてみました。
千葉県に続き今回は佐賀県でのごみの山。
今回の一件は佐賀県神埼市の住宅街のど真ん中に、300㎡の土地を借り上ていた解体業者がゴミの置き場として使用していたようです。
画像を見てみるといかにも廃棄物っぽい物の集合体が。
たまにニュースで見かけたりする、「おじいちゃんの収集癖のなれの果て」のようなタイプの雑貨の山とかではなく、
冷蔵庫やソファなどの粗大ごみや・ガラや廃材などを入れるためのトン袋と呼ばれるいかにも業者が処分するような物たちです。
行政からの再三にわたる警告
悪臭や生活への不安から近隣住民からの苦情も多数寄せられており、行政から数十回にもにわたる指導が入っていたようです。
側の対応はというと 、「片付ける。」と退去の意思を示し改善計画書も提出していたものの一向にアクションを起こさなかったようです。
また2021年7月には、県と市が撤去と崩落防止の措置命令を出したものの、8月末の期限を迎えても、改善されることはありませんでした。
ついに行政代執行へ。総額なんと2300万円。
そして今年ついに行政代執行へと行政が踏み切ります。
その予算総額2300万円というから驚きです。
業者に最終的には請求されるということでした。
しかし、このニュースが流れた翌日の14日、この解体業者の社長がついに逮捕されてしまいます。
廃棄物処理法違反の容疑という事で連日ニュースで報道されてしまいました。
不法に積み上げた廃棄物、その保管期限を守らなかったこと。そして近隣へ迷惑をかけてしまったというのが法に抵触してしまったものと思われます。
また、この再三にわたる撤去を無視していた理由としては処分をする資金がなかったとのことです。
ゴミの山の内容を見てみる。
再び画像に目をやりゴミの山に目を向けると、そこには冷蔵庫やソファ、トン袋などの産業廃棄物の山が。
これらは解体現場から出た処分品であることが推測できます。
これらを事業ごみとして処理していく場合、その廃棄物たちは各町に数か所ある「中間処理場」へと費用をかけ運び込まれます。
冷蔵庫であれば概ね5000円位、ソファなんかは3000円~8000円位かかります。
また、トン袋などの産業廃棄物は1㎏あたり数十円の費用がかかるため、全体でかなりの金額が掛かってくると思われます。
一般の市民とは異なり、業者は市のごみ収集などを利用して無料で、、とはいきませんので事業ごみとして適正に処分しなければなりません。
その費用の負担に耐えられなかったという事になります。
とはいえ解体費用を徴収しお金のかかるゴミは放置する。というのは一連の仕事しては破綻しております。
筆者の愚痴。
いかがでしたでしょうか。
このような解体業として成り立っていない業務状態。
近隣住民への迷惑、役所の費用負担。
周りを巻き込みすぎたこの社長は逮捕されてしかるべきと思ってしまいます。
こうゆう業者がいるから処分業者(不用品回収)への風当たりも強く、行政もきつく指導せざるを得ない。
不用品回収や遺品整理など、家の不用品を片付けるリユース業への風当たりも必然強くなり、消費者からなかなか信用を得られなかったりと、かなりのマイナスプロモーションです。
小さく一人でせっせとルールを守って活動している業者もたくさんいます。
しかしそうゆう業者に限って世間からは怪しい業者なんじゃないかと思われていたりもします。
行政の粗大ごみや、一般収集のみではカバーしきれない家の片付けを手助けしている立派な仕事だと僕は考えております。
少しでも当記事のような不当な業者がなくなってくれれば、片付け業者の明るい未来があると信じています。
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